牛乳はいつ飲んでもよいのですが、夜飲むメリットとして次の様な事が言われています。 ●夜寝ている間に、骨からカルシウムが溶け出すのを防ぐ 血液中には一定濃度のカルシウムが含まれていて、筋肉の収縮や、神経伝達など、生命維持に欠かせない働きをします。食事を摂らない睡眠中は、血液中のカルシウム濃度が低くなりがちです。これを補うため、わずかですが骨のカルシウムが溶け出して、血液中の濃度を保つ働きをしているのです。カルシウム不足が気になる人は、夜寝る前に牛乳を飲むと効果的と言われています。 ●牛乳中に含まれる物質が睡眠を助ける タンパク質が分解してできるオピオイドペプチドが、中枢および抹消神経に作用して眠りを誘うと言われています。乳児が乳を飲んだあと、眠りにつくのはこのためだと言われています。 また、睡眠の持続にかかわる、セロトニンという成分は、牛乳中のトリプトファン(アミノ酸の一種)から作られます。 ●成長期には効果的 『寝る子は育つ』と言われるように、睡眠中は成長ホルモンが特に多く出るので、牛乳中のタンパク質やカルシウムが、骨や筋肉を作るのに役立ちます。 朝の牛乳は目覚めをうながし、昼の牛乳は気分をリフレッシュしてくれます。また、スポーツのあとには特によい飲み物です。 |