【牛乳の安全性】
牛乳には農薬や抗生物質が残っている心配はありませんか?

農薬が残留していることはありませんし、搾乳される牛に対して抗生物質、<BR>成長ホルモンの投与は禁止されています。

農薬には国で決めた使用基準と残留基準があります。輸入される飼料は、厳しい検査をパスした国の基準に合ったものしか乳牛には与えられていません。万一農薬の残留の疑いがある場合には、生乳等の段階での検査でチェックされますから、製品に含まれる危険性はありません。

乳等省令で薬剤の使用等については厳しく規制されています。
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抗生物質については、飼料への添加は禁止されています。抗生物質の使用が認められているのは、乳房炎、肺炎、外傷などの治療に限られています。その場合でも、乳等省令で「乳に影響のある薬剤を服用させ、また注射した後、その薬剤が乳に残留している期間中のものは、搾乳してはならない」と規定されています。さらに、検査は酪農家から出荷されるときと工場で受け入れるときに毎回実施されています。特に抗生物質のチェックは厳しく、もし抗生物質が検出された場合には、集められた牛乳は廃棄処分されます。

なお、わが国では成長ホルモンの投与は禁止されていますから、牛乳に成長ホルモンが含まれことはありません。