異種たんぱく質の対語は同種たんぱく質です。ヒトが摂取するたんぱく質で唯一同種たんぱく質は、乳児が摂取する母乳だけです。したがって、動物性たんぱく質の牛乳はヒトにとって異種たんぱく質になります。良質なたんぱく質のひとつといわれている大豆などの植物性たんぱく質は、動物性たんぱく質よりもさらに遠い異種となってしまいます。
「乳児に母乳を注射しても何とも無いが、牛乳を注射すると死んでしまう」という報告については、どのように検証されたのかは不明ですが、牛乳を注射した乳児が死にいたることは、火を見るより明らかです。そもそも、口から摂取するものを直接血液中に投与することなど、医学・栄養学では考えられない無謀なことです。
同種たんぱく質でなければ食品として危険というならば、 共食い以外にはたんぱく質の摂取法はありません。
もし、同種たんぱく質でなければ食品として危険というならば、タコが自分の足を食べるように、共食い以外にはたんぱく質の摂取法はありません。
ヒトにとって異種たんぱく質を摂取して消化し、自分の体に必要なたんぱく質をつくることは栄養代謝であり、生命活動そのものです。牛乳は、有史以来数千年にわたり世界中で消費されてきた、人間にとって大切なたんぱく質源です。
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