第6次改定日本人の栄養所要量 |
年齢 (歳) |
カルシウム |
所要量(mg) | 許容上限 摂取量(mg) |
男 | 女 |
0〜(月) | 200 |
--- |
6〜(月) | 500 | --- |
1〜2 | 500 |
--- |
3〜5 | 500 |
--- |
6〜8 | 600 | 600 | --- |
9〜11 | 700 | 700 |
--- |
12〜14 | 900 | 700 |
--- |
15〜17 | 800 | 700 | --- |
18〜29 | 700 | 600 | 2,500 |
30〜49 | 600 | 600 | 2,500 |
50〜69 | 600 | 600 | 2,500 |
70以上 | 600 | 600 | --- |
妊婦 | +300 |
2,500 |
授乳婦 | +500 | 2,500 |
| カルシウムの過剰摂取により起こる障害として、泌尿器系結石、ミルクアルカリ症候群、他の無機質の吸収抑制があります。 ●米国では腎臓結石、高カルシウム尿症、その他の無機質の吸収阻害とカルシウム摂取量との解析により、2,500mgを許容上限摂取量としていて、わが国においてもこの数値を採用しています。 (成人以外の数値については、根拠となる数値が見あたらないため、策定していません。)
牛乳を1,000ml摂取しても、それに由来するカルシウムの量は1,135mgであって、現在の日本人のカルシウム摂取量を考えれば、特別なサプリメントを使用しない限り、食生活において2,000mgのカルシウムを摂取することは稀でしょう。
なお、わが国では、1998年に定められた【骨粗鬆症の治療に関するガイドライン】では、老年期におけるカルシウム摂取は1日800mg以上が望ましいとされています。ちなみに、米国(RDA)の51歳以上では1,200mgとなっています。 |